雨の中傘をさす人々

雨の中傘をさす人々

空は「事実」、雨は「解釈」、
傘は「解決策」

 私がビジネスや日常生活で頻繁に使っている問題解決技法のひとつに「空・雨・傘」と呼ばれるフレームワークがあります。マッキンゼーで働いていたときも、何らかの問題があって解決策を打ち出さなければいけないときには、「空・雨・傘」が力を発揮しました。

 どういうことか、具体的に説明してみましょう。

 朝、外出前に空をながめたら、西の空はうっすらと雲に覆われています。「これは、昼ごろから雨になるかもしれない」と思い、折り畳み傘を持って外出することにしました。すると、予想通り昼過ぎに雨が降ってきました。

 しかし、傘を持っていたので、濡れずに済みました。

 つまり、「空」は「いま、どんな状況なのか」という「ファクト(事実)」を指しています。「かんかん照り」なのか、あるいは「一面、雲で覆われているのか」といった、事実の認定です。

 次の「雨」は、「その事実が自分にとって具体的に何を意味しているのか」という「解釈」を示します。たとえば「西の空に雨雲がある」という事実を踏まえて「午後から雨になるかもしれない」と解釈するわけです。

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